ユメミルナエギ

発売日:2143年2月8日
希望小売価格:2000円(税別)
対応プラットフォーム:PC

概要

 TONIXTUDIO名義で発売された初めてのゲーム。世界観的にも本作が第1号として名が挙げられることが多い。キャッチコピーは大きく二つ「30日間育てるゲーム」「今日も5分だけ時間をちょうだい」。

 本作は1日で進めることができるストーリーが決まっており、エンディングを見るためには現実時間で30日必要となる。その代わり1日のストーリー進行に必要なプレイ時間は約5分程度と非常に短かった。ゲーム本編は「探索パート」「記憶パート」に分かれており、「記憶パート」を終了させることで1日分のクリア判定となる。

 全体を通して世界観やストーリーに関する明確な説明はないものの、記憶パートでの会話内容や、探索パート中に確認できるいくつかのテキストから、ある程度の推測ができるようになっている。

探索パート

 プレイヤーは少女ルナを操作し、荒廃した世界を探索する。世界の中央には黒曜石の巨木が存在し、毎日のクエストを完遂した上で木に触れると過去の記憶を閲覧できる(=記憶パート)。

 ゲーム開始直後はごく短いフィールドを探索するのみだが、ストーリーが進むにつれフィールドが徐々に広くなっていき、3日目以降より会話可能なNPCも追加されていく。4日目以降はNPCの依頼をこなすことでストーリーを進められる。

記憶パート

 基本的にプレイヤーは行動できず、短い会話イベントを読む形式となる。フィールドの外観は全体的に暗く、探索パートとは異なる「荒廃感」がある。ルナの姿は探索パートのそれとは異なっているように見える。物語はルナの視点で進められるが、探索パートに登場しない別の人物の視点も一部存在する。

アーカイブ

準備中

小ネタ

  • TONIXTUDIOファンの間では、一連のゲーム作品が同一の世界観で展開されているという考察が存在している。中でも本作で語られるストーリーはこの世界観の基礎を説明するものという説が広く支持されていた。
  • 本作は30日間毎日遊ぶことを想定して公開されていたが、端末の時刻設定を変更することで30日分のストーリーを一気に進めるプレイヤーが多く、公開されて次の日にはSNS上でネタバレが散見される事態になっていた。
    • この出来事は公式にも苦い出来事とされているらしく、後の『Two Hours Left』では時間操作が実質的に対策されている。
  • 本作はTONIXTUDIO作品の中で唯一、8-bit調のBGMが採用されている。